1958-10-01 第30回国会 参議院 本会議 第3号
新潟を初めとする土地沈下や地すべり地帯等、総じて国土保全に対する政府の対策はきわめてなまぬるいと申さねばなりません。国土がきわめて狭小となり、海外に領土等を求むべくもない今日、寸土といえども国土の荒廃を防護し、これを保全することは、政府の重大なる責任に属すると存ずるものでありますが、これに対する御決意をお聞かせ願いたいと思うのであります。
新潟を初めとする土地沈下や地すべり地帯等、総じて国土保全に対する政府の対策はきわめてなまぬるいと申さねばなりません。国土がきわめて狭小となり、海外に領土等を求むべくもない今日、寸土といえども国土の荒廃を防護し、これを保全することは、政府の重大なる責任に属すると存ずるものでありますが、これに対する御決意をお聞かせ願いたいと思うのであります。
しかもまた御承知のように大阪、尼崎付近は、土地沈下の自然的悪條件を備えておりまして、阪神地区の工業地帯は西進といいまするか、西の方へ進みつつあるのが現状でございます。
○理事(赤木正雄君) ではこの席から一つ、二つ伺いたいのですが、この土地改良費の中に沈下対策がありますが、これは無論農業その他に関する費用と思いますが、これに対して土木方面の土地沈下、それはやはり関連性を持つて仕事をなさるようになつておりますかどうですか。
○大原委員 今度のこれは建設大臣の方かもしれませんが、土地沈下の予算が災害対策費の中に入れてあるのか、もし入つておればその額をお知らせ願いたいことと、次に大体統制のとれるものはとると言つておられますが、どんなものをとるお考えなのか、また統制を一面強化するということであるが、どういうものを強化するお考えなのか、これをお知らせ願いたい。
○河野(一)政府委員 土地沈下の予算が入つておるかどうかというお尋ねでありますが、これは淀川の関係の分とそれから南海震災、高知縣その他と両方あつたかと思いますが、ちよつと金額は書類を持つておりませんので、具体的なことははつきりいたしておりませんが、今度の予算に計上してあります。
これがまた一面土地沈下の對策に併行してまいるとわれわれは考えております。土地沈下の状況は、終戰後やや沈下が停止いたしたかのような報道をわれわれは受けておるのでありますが、いずれにいたしましても防砦工事と併行いたしまして、港の完成を行つていただくのでなければ、防砦工事は防砦工事として行い港の改良は港の改良として別に行うということになりますと、二重の負擔を受けなければならず、經費がかかる。